オゾン腸注療法
当治療法について
オゾン療法には、日本で知られていますオゾン療法という自家血療法の他に、様々な投与の方法があります。
その中のひとつに、オゾン注腸というものがあります。10-40μg/mLの高濃度の「オゾン/酸素混合ガス」100-300mLくらいをネラトンという細い管を使用して、患者さまの直腸内に注入します。ご存知の浣腸と同じような方法です。ただ、液体ではなく気体を注入するところが違います。
この方法は、患者さまで静脈路(血管)が確保できない場合、また、ご老人やお子様にオゾン療法を希望される場合におこなっております。
オゾンガスを肛門から注入することで、オゾン療法と同様の効果を引き出すものです。効果はオゾン療法と同じで、潰瘍性大腸炎などにも有効です。
オゾン注腸は、オゾン療法とちがって、直接、血液に作用するわけではないので、施術の回数を10回、20回と回数をかさねることが必要となります。当日は、なるべく排便をすませてきていただき、ガスを注入後は30分ほど、おならを我慢していただきます。
施術の時間は、来院して問診票の記載のあと浣腸するだけなので、痛みを感じることはほとんどありません。治療時間そのものは5分ぐらいですみます。受付から治療終了まで30分程度です。
リスク・副作用について
当院の治療例で、副作用が発現したことはありません。一般的に考えられうることとして、浣腸のような治療法ですので、腹痛や下痢の可能性があります。痔疾をお持ちの患者様の場合は出血の可能性があります(細い管を使用しますので、患部への刺激は少ないと考えられます)。
適応症例について
適応症例については、当院にお問い合わせください。
費用について
初回料金はありません。1回料金は5,500円です。回数券(10回分)は44,000円です(いずれも税込)。
クレジットカードがご利用いただけます。