高濃度ビタミンC点滴療法

〜がん治療の補助療法として・美容健康目的にも〜
1. 高濃度ビタミンC点滴とは
高濃度ビタミンC点滴療法は、通常の食事やサプリメントでは到達できないレベルのビタミンCを、点滴で直接血中に投与する治療です。
経口摂取では血中濃度に限界がありますが、点滴によりがん細胞に選択的に作用する濃度まで到達させることができます。
世界的には補完代替医療の一つとして位置づけられ、米国を中心に数多くの研究論文が発表されています。副作用が少ないことから、標準治療(手術・抗がん剤・放射線)との併用療法として注目されています。
2. 当クリニックでの取り組み
院長は長年にわたり肝胆膵外科でがん治療に従事してきました。その経験を踏まえ、開業以来15年以上にわたり延べ数万人の患者様に高濃度ビタミンC点滴を行っています。
- クリニックとして年間約1,400件以上の投与実績
- がん患者様の約120名が定期的に継続
- 再発予防や治療中の補助療法として幅広く利用
標準治療を否定するのではなく、がんの再発予防や副作用軽減、QOL(生活の質)の維持を目的に、個々の患者様と相談しながら治療を進めています。
3. 期待できる効果
抗がん作用
- 高濃度ビタミンCが体内で過酸化水素を発生させ、がん細胞に対して選択的な毒性を示すことが報告されています。
- がん細胞の増殖抑制、アポトーシス(細胞死)の誘導が期待されます。
標準治療との併用
- 抗がん剤・放射線治療との併用で副作用を軽減し、治療継続をサポート。
- 体力や免疫力の維持により、治療の質を高める。
再発予防・体調維持
- 長期的な点滴継続により、免疫バランスの改善や酸化ストレスの軽減を図り、再発予防や生活の質向上につながります。
4. 治療の流れ
- 初回カウンセリング
病状や既往歴を確認し、治療方針をご説明します。 - 初回点滴(12.5g)
レモン約620個分に相当。安全性を確認しつつ開始します。 - 段階的増量(25g → 50g)
副作用がないかを確認しながら増量。がん治療では50g以上が標準的です。 - 血液検査(G6PD検査など)
高用量投与に進む前に必要な検査を実施します。 - 継続治療(週1〜2回)
3ヶ月を目安に継続し、腫瘍マーカーや画像検査、体調評価により効果を判定します。
5. 安全性と副作用
- 重篤な副作用はほとんど報告されていません。
- 一部の方に点滴部位の痛み、吐き気、めまいなどがみられる場合があります。
- 腎機能障害や胸水・腹水が多い方は、点滴ができないことがあります。
- 当院では、防腐剤不使用・遺伝子組み換えでない原料から製造された高品質のビタミンC製剤を使用しています。
6. 他治療との併用
高濃度ビタミンC点滴は、以下の療法と組み合わせることで効果を高めることが報告されています。
- 抗がん剤・放射線治療
- 温熱療法
- オゾン療法(副作用軽減)
- 水素吸入療法
当クリニックでは患者様の状態に応じ、最適な併用療法をご提案します。
7. 治療継続の目安
- 週1〜2回を推奨
- 3ヶ月を一区切りとして効果を判定
- 効果が見られれば継続し、必要に応じて投与量を調整
患者様の体調や生活スタイルに合わせ、柔軟に治療プランを設定します。
8.高濃度ビタミンC点滴のその他の利用シーン
美容・エイジングケア
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抗酸化作用によるシミ・くすみ改善
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コラーゲン生成促進によるハリ・潤いアップ
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喫煙やストレスによるダメージ回復サポート
健康維持・免疫サポート
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風邪・感染症の予防
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疲労回復、体力維持
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動脈硬化・生活習慣病予防
9.費用について
診察料(初回のみ)+点滴実施料(1回11,000円~25,300円(税込)
※ビタミンCの投与量によって金額が変わります。
※検査を行った場合、別途料金がかかります。
(G6PD検査:7,700円(税込) ビタミンC血中濃度測定:4,400円(税込))
お得な回数券もございます。受付またはお電話でお問い合わせ下さい。
クレジットカードでお支払いいただけます。
10. ご相談・お問い合わせ
「標準治療だけでなく補助療法も取り入れたい」
「再発予防や副作用軽減を考えたい」
そんな方はぜひ一度ご相談ください。
医師が丁寧にご説明し、最も納得いただける形で治療を進めてまいります。
👉 ご予約・お問い合わせは 044-959-5116 または お問い合わせフォーム からどうぞ。