高濃度ビタミンC点滴療法
高濃度ビタミンC点滴は、通常サプリメントやドリンクなどで摂取するビタミンCを、10~50倍の濃度に高めたものを血液中に取りこむことで、同成分が持つ抗酸化効果・エイジングケア効果を全身に行き渡らせていく治療法です。
古田医師が解説します。
高濃度ビタミンC点滴療法(治療編)
高濃度ビタミンC点滴療法(美容編)
高濃度ビタミンC点滴の治療が適応される症状や病気
- ニキビ、吹き出物
- シミの予防、改善
- 美肌、エイジングケア
- 抗ガン作用
- 動脈硬化の予防
- 風邪の症状の緩和
点滴療法はカウンセリングを行い、最適な治療をご提案させていただきますので、お気軽にご相談下さい。
高濃度ビタミンC点滴療法ってどんなもの?
抗ガン剤治療は副作用が辛く、治療を続けていくことを断念する患者様も少なくありませんでした。高濃度ビタミンC点滴療法(IVC)はもともと、アメリカで副作用のないガン治療として、抗ガン剤治療の代わりに、注目されていました。
通常サプリメントやドリンクで摂取するビタミンCは1,000~2,000mgくらいですが、高濃度ビタミンC点滴では患者様に合わせて12,500~50,000mgのビタミンCを利用します。また口からの摂取に比べ、血中濃度を上げやすいため、全身に効率的にビタミンCが運ばれていきます。
またビタミンCは過度に摂取しても害はありません。
一度に摂り過ぎてしまった場合でも、体内に排出されます。
高濃度ビタミンC 点滴療法にはエイジングケアの効果も
高濃度ビタミンCでのガン治療は副作用が無いだけでなく、お肌がきれいになった、身体の調子がよくなったというガン治療以外の効果も見られるようになり、健康や美容の目的にも使用されるようになりました。
ビタミンCは抗酸化作用のあるビタミンです。年齢やストレスによる肌の酸化を防ぐことで、シミやくすみの改善を行い、コラーゲン生成作用がありますのでお肌に潤いやハリを出す効果が期待できます。
また、喫煙により体内のビタミンCは破壊されてしまいますので、タバコを吸われる方にもおすすめです。
高濃度ビタミンC 点滴療法とは
高濃度ビタミンC 点滴療法とは、ビタミンC60~100gを点滴投与すると、過酸化水素を生成、正常細胞に影響を与えずにガン細胞の核濃縮・細胞死を誘導するというものです。
2005年にアメリカの国立衛生研究所(NIH)、 国立ガンセンター(NCI)、 食品薬品局(FDA)の研究者が共同で高濃度ビタミンC点滴療法がガンの化学療法剤として可能性があることをアメリカ科学アカデミー紀要(PNAS)に発表し、同じグループの研究者らが高濃度ビタミンC療法が著効した3症例をカナダ医師会雑誌に発表しました。
現在、米国ではカンザス大学やジェファーソン大学で卵巣ガンや悪性リンパ腫のトライアルが行われており、また副作用のないガン治療として約1万人の医師・自然療法医・統合代替医療医が導入、米国各地で高濃度ビタミンC点滴療法の研修会が開催されています。
高濃度ビタミンC点滴の副作用
当院では重篤な副作用はみられませんが、ビタミンC点滴75gの点滴後には、頭痛、吐き気、めまいが生じることがあります。
高濃度ビタミンC点滴療法の治療の流れ
高濃度ビタミンC点滴療法は、完全予約制となります。
事前にお電話(044-959-5116)でお申し込みください。
初回のみ医師の診察と採血検査を行い、点滴可能と診断されると点滴療法が始まります。
点滴後はビタミンC血中濃度測定を行い、状態を確認致します。
*腎機能の低い方や栄養状態の悪い方、脱水症状のある方、現在透析中の方は、この治療を受けて頂くことができません。不安のある方はその旨医師にご相談下さい。
投与量・周期
ガンの予防・エイジングケアでご利用になる場合
ビタミンCの投与量は初回12.5gからとなります。
2回目以降は、お身体の状態を見ながら量を調整します。
2週間に1回程度の間隔で継続すると効果的です。
ガンの治療でご利用になる場合
初回のビタミンC投与量は初回12.5gからとなります。
2回目以降は、お身体の状態を見ながら量を調整します(最大100g)。
最初の6ヶ月は週2~3回、6ヶ月目から12ヶ月目までは週1回
2年目以降は月2回程度の頻度で点滴を行っていきます。
点滴の時間
60~180分(点滴の量によって変わります)
料金について
診察料(初回のみ)+点滴実施料(1回11,000円~25,300円(税込)
※ビタミンCの投与量によって金額が変わります。
※検査を行った場合、別途料金がかかります。
(G6PD検査:7,700円(税込) ビタミンC血中濃度測定:4,400円(税込))
お得な回数券もございます。受付またはお電話でお問い合わせ下さい。
クレジットカードでお支払いいただけます。