立春とは名ばかりの厳しい寒さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか
今日はお問い合わせも多い温熱療法(マイクロウェーブ療法)についてお話しします。
マイクロウェーブ療法は副作用や痛みの無い、体に優しいがん療法を目指して開発された先端医療です。
体から30㎝離れた2台の治療機器から放出されるマイクロ波が体内の腫瘍部分で交差し効率よく加熱するというものです。両方からの照射になるので短い時間で終わります。
「8秒照射→3秒休止」を5回繰り返した後、5分休止し、また「8秒照射→3秒休止・・・」を繰り返し、合計3度の照射をおこないます。
正常な細胞は血流、血の巡りがあるため冷やす機構がありますが、がん細胞は正常細胞に比べ熱に弱い性質があります。
がん細胞は39度からダメージを受け、43度以上で多数のがん細胞が死滅すると言われています。一方で正常細胞は47度から障害を受けると言われています。この性質の差異によりがん細胞のみが熱による障害を受ける事になります。
1回で効果が出るわけではないので継続していただく必要があります。クリニックでは週に3回程度を目安におこなっていただいております。
マイクロウェーブについてのYouTubeもございますので、ぜひご覧くださいませ。